つまり、地産地消は自給率を上げるだけではなく、害虫や伝染などからの被 害を最小化する自然の方法であり、砂漠化を防ぐ対策としても期待される。 日本の地産地消は他国においても持続可能な農業成長の一つの大きな鍵とし て注目すべきである。 3-3. まだ食べられる食品を廃棄する「食品ロス(フードロス)」が全世界で問題となっている。食品ロスの原因、海外で行われている対策などをご紹介する。そのうえで、農業はこの問題に対して何ができるのかを考えてみよう。 肉の自給も少なそうだけど、実は…? 日本は、食料自給率がとても低い。食料のおよそ60%を輸入に頼っているのが現状だ。ピンと来ない方もいるかもしれないが、輸入に頼っている食料を代表するのが、うどんなどの麺類、天ぷらなどに使われる小麦、豆腐や醤油の原料である大豆、油の原料になる菜種など。 第 食料自給率の目標 2.食料自給率の目標の設定に当たっての基本的考え方 ( )総合食料自給率の目標の示し方 一方,国内農業と食品産業との連携強化,地産地消や消費者への直接販売等に重点的に取り組むこ 「地産地消」はもともと自給率の低い食料に対して使われている言葉なんだ。食べ物を外国からの輸入にたよらず、自分の国でつくられたものを使うことなんだよ。この「地産地消」を考え行うことで環境にもやさしくなれるんだ。 地産地消とは、地産――地域で生産したものを、地消――その地域で消費するというものです。現在、日本国内における食料自給率は低く、食物の多くを海外からの輸入に頼っています。 食料自給率向上のための施策の確立に関する重点要請 世界的な食料価格の高騰や、原油価格をはじめ生産資材価格の高騰等 は、世界の食料事情に大きな影響を与えている。 食料自給率が低く海外依存度の高いわが国においては、農地の確保と に供給し、食料自給率の向上と食料安全保障を確立』することを掲げている。 基本方針に基づく方向性としては、「食料の安定供給の確保」、「農業の持続的な発展」、「農村の振興」な どを中心に構成されており、様々な施策が打ち出されている。 食を巡る安全性や食料自給率の低下が問題になる中、ここ数年、「地産地消」が注目されるようになりました。地産地消とは、簡単に言えば「地元でできた農産物を地元で消費する」ということで、以下のようなメリットがあります。 農産物が新鮮である。 地産地消(ちさんちしょう)とは、地域生産・地域消費(ちいきせいさん・ちいきしょうひ)の略語で、地域で生産された様々な生産物や資源(主に農産物や水産物)をその地域で消費することである。 食料が自分の国でどれくらい作られているかを表す数字「食料自給率」。現在、日本はその数字がわずか40%(カロリーべース)です(平成19年農林水産省「食料自給表」)。四季を楽しみ、感謝の心を学ぶことができる「食」を、もっと考える必要があるのです。 また、地産地消の取組は、農産物の輸送距離を短縮し、輸送による二酸化炭素の排出抑制に も貢献できるとの見方もある(第3図)。我が国の食料自給率は41%(平成20年度カロリー ベースの概算値)であり、約6割を外国から輸入した農水産物に頼っている。 日本の食料自給率が他国に比べて著しく低い理由 戦後直後の日本の食料自給率は88%だった(1946年度)。ところが、1965年度に73%の水準を記録して以降、緩やかに下がり始め、2000年度以降は40%前後でほぼ横ばいに推移している。 地産地消を進めていく. 地産地消によるSDGsの取り組みと貢献. 近年、日本の食料自給率を上げるための対策としてなど、さまざまな面で「地産地消」(地域で生産した食材を地域で消費すること)が注目されているが、それぞれの園・学校の給食には、「地産地消」の考えは反映されているのだろうか。 食生活の状態を表す指標の一つ「食料自給率」が低下を続けている日本ですが、その一方では耕作放棄地が増加しています。これは、1993年に起こった米不足をきっかけに輸入食材が好まれるようになった食生活の変化に原因がありました。 食料自給率を上げるために「地産地消を意識した買い物をすること」をおすすめします。地産地消とは、その地域の生産物を地域内で消費するという考え方です。 買い物をするとき、節約できる輸入品を選ぶ人は少なくないでしょう。 3.食料・農業・農村基本計画と 食料自給率目標の変遷 1)食料・農業・農村基本計画の変遷 旧基本法は,制定後,実質的な改正が行われておら ず,その後の経済社会情勢の変化に即した実際の施策 との関連性が特に意識されていないことが課題となっ 次に、肉です。牛肉、鶏肉、豚肉まとめて51%と、多くを海外に依存している姿が見えてきます。 国は、本年3月に地産地消を食料自給率の向上に向け重点的に取り組むべき事項として、「食料・農業・農村基本計画」の中に位置づけて、全国展開等を積極的に推進することとしています。 2. 地産地消の意味 (1) 地産地消の位置付け 経済活動,食料自給率向上,環境問題)とした。 3.統計学的解析方法 地産地消の意識度について,かなり意識しているを「意識群」とし,時々意識しているとまったく 意識していないを「無意識群」の2群に分類した。群間の比較はカイ二乗検定を行った。 これが、食料自給率 ... 生産・漁獲されている農産物・水産物・畜産物の情報と、その直売所などの情報のほか、地産地消に積極的に取り組んでいる小売店、飲食店などを「新潟市地産地消推進の店」として紹介しています。 おかやまコープでは、「食料自給率アップ」や「地産地消・産直(※1)の推進」「耕畜連携(※2)・循環型農業(※3)の応援」などを基本テーマに、県内産の「くらしに身近な商品」を選んで普及活動に取り組ん … [2018年度 農林水産省の食料自給率の推移 より*4] Beans and corn are held at Feira de Trocas de Sementes de Florianópolis – Seed Exchange Fair in Florianopolis. 地産地消の取り組みの一つである「農産物直売所」は、食料自給率(じきゅうりつ)の向上や地域(ちいき)農業の活性化(かっせいか)につながるとして期待されています。 地産地消の実態を明らかにする(食料自給率は県外転出分を含んでいる) 県民の消費の実態を明らかにする(食料自給率は全国一律の平均である) 家庭菜園の実態を明らかにする(食料自給率は1アール未満の家庭菜園は含まない) 食料自給率の低下 農村の人口減少・高齢化 食料の安定供給 多面的機能の発揮 食料の海外からの大量輸入 ライフスタイルの変化 食の外部化 食と農の距離の拡大 食品の安全性への関 心の高まり 地産地消の取り組み 農産物価格の低迷 土地条件等の悪さ 食料自給率 の目標 目標 ... (品目別対策 ... ① 食育や地産地消の推進と国産農産物の消費拡大 ② 和食文化の保護・継承 ③ 消費者と生産者の関係強化 (4)国際的な動向等に対応した食品の安全確保と消費者の信頼の確保・・・・・・・34 低食料自給率下における地産地消 ИЙその意義と課題ИЙ 野見山 敏雄┢ 1.は じ め に 2005年3月に改定された食料・農業・農村基本計画 では,地産地消が「地域のニーズを的確にとらえて生産 を行う取り組みと,地域で生産された農産物を地域で消